私は、現在、田舎の片隅で、とある工場の事務をしています。
私自身が携わっているのは、品質マネジメントの維持向上。
この仕事をはじめて5年半を経過しました。
今後、新たなプロジェクトを控えています。大きな変化の波が押し寄せてきています。
仲間と共に困難を乗り越えていく過程を描いていきます。
序章
職場改革の始まり:コロナ化と組織再編
数年前、新型コロナが蔓延し、会社は危機に瀕しました。そして、大きな変化を余儀なくされました。
消毒に次ぐ消毒。
リモートワーク、リモート会議。
徹底したコストダウン。
組織の再編。
進む効率化。
労働密度の強化…。
変化が激しすぎて、目が回りそうですが、前例踏襲の悪しき風土や仕組みを変える絶好のチャンス。じっくり考えている暇がなく、”走りながら考えて行動する”ということが求められました。
私的には、こういうの嫌いではありません。変化も大歓迎。大変なんですけどね…。
多くの場合、変化は嫌われますけど。
ピンチはチャンス。
ワクワクしてきました。
効率化への挑戦
職場の人員削減…。
人財の確保が難しくなっています。そして、これから先もっと厳しくなっていくのが目に見えています。
仕事の見直しをする若手を中心にしたプロジェクトが立ち上がり、「どうしたらもっと効率よく仕事ができるか」研究されていきました。設備投資するほどお金もありません。
「丁寧な仕事ができなくなる」から断固反対!
という人たちもいます。その気持ちもよくわかります。
労働者にとって、効率化というのは、労働密度の強化であり、より搾取されることになりますから、「断固反対!」なんです。
とはいっても、企業は利益を追求するものですからね。会社も一歩も引きません。
どこかで折り合いをつけていかないといけないんですよね…。
そこで、品質をしっかり守りながら、「どうしたら、より仕事がしやすくなるか」という知恵を絞り、工夫と努力をすれば、無駄を減らしてより丁寧な仕事もできるんです。
その過程で、職場内でリーダーシップを発揮し、品質を守るという取り組みを通じて組織強化を図っていくのが、組合の闘い方だと思うのですが、詳細はわかりません。
いろんな意見はありましたが、プロジェクトチームの真摯な対応で、前に進んでいるし、品質の維持もできています。
若手がたくましいです。
チームワークの力
決まったからには、しっかりルールを守って仕事をするという真面目な職場風土をリードしている皆さんや現場長のリーダーシップ。全体的には、いいチームになってきたのかなと思います。
職場には様々な業務があります。設備管理、資材管理、外注・契約業務等など。
そういう部分も人員が減って、一人にかかる負担が増しています。よりチームワークが求められるようになってきました。
新たな役割:窓際族から脱却
私は、品質マネジメントの事務局だけしていました。手持無沙汰もあり、自分では「窓際族」みたいだな…と思っていました。
周りからも「仕事をしないおじさん」と思われていたかもしれません。
でも今では、一般事務や資材管理についても協力しています。慣れない仕事が増えましたが、「仕事をしないわけじゃない」というアピールもできて、やりがいもあって楽しいです。
職場の全員がいい関係とは言えないかもしれませんが、良い職場です。
職場の改革は進み、仕事の仕方も変わってきましたが、この調子なら、品質もしっかり維持できるだろうし、退職まであと11年だし。
「逃げ切れるかな」なんて甘い考えを抱いていました。
しかし…。
さらなる変革の波が押し寄せてきました。
結び
今回のお話はいかがでしたか。
新型コロナの蔓延、多くの命も奪われました。
世の中が一気に変わりましたね。
どこもかしこも変革。
会社としては経営のピンチでしたが、職場改革や効率化のチャンス到来。
受け入れられず、反対ばかりを唱える人。
現実を受け入れて、前に進む人。
私は、受け入れて前に進んできました。
正しいとか間違っているとか、そんなことはわかりません。
でも、私としては、「ワクワクしながら、楽しく仕事ができればいいんじゃない」って感じです。
皆さんは、どんな風に思いますか?
コメントいただけるとうれしいです。
それでは、今回はこの辺で。
次回
新たな挑戦