20代から30代のころ、とある先輩に、”会社は敵であり、徹底的に闘い、対立点を明確にして組織に全体化して組織強化を図ること”を指導され続けていました。
私は、その先輩のことが恐ろしかったので聞いている風にしていましたが、受け入れられない違和感を抱いていました。
案の定、その方の指導の下、組織は壊れました。
もう関係のない方であるはずなのに、未だにその先輩が出てくる悪夢を見ます。
トラウマです。
私はこちらのほうが好きです。
”敵は敵とせず、味方に変えよ”
孫子の兵法です。
孫子は古代中国の軍事家。
孫子の兵法は戦争のことだけではなくビジネスや人間関係に応用ができる普遍的な知恵。
”敵は敵とせず、味方に変えよ”
対立する相手をただ排除しようとするのではなく、理解し、共感し、味方に変えていくという考え方を示しています。
この考え方は、人間関係をスムーズに運ぶためのヒントになると思います。
対立する人を敵視するのではなく、その人の立場や考えを理解し共感すること。これによって敵ではなく味方を増やし、自身の周囲をより良くしていくことが可能になります。
”敵は敵とせず、味方に変えよ”
孫子の言葉。
心に留めて日々の生活に活かしてみてはいかがでしょうか。